宏精堂 家門表具店

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平成30年度 第47回 表装美術展

美術展概要

開催日:
平成30年9月15日(土) ~ 16日(日)
会場:
兵庫県民会館 県民アートギャラリー(2階)
主催:
兵庫県表具内装組合連合会

出展作品集

第47回 表装美術展 特別出品作品

第47回 表装美術展 特別出品作品
作品概要作品写真
分類額装第52代 兵庫県知事 井戸敏三 書「無侮老成人」
筆者第52代 兵庫県知事 井戸敏三
図題書「無侮老成人」
制作者家門 潔

第47回表装美術展開催にあたり、兵庫県知事 井戸敏三氏 に書いて頂いた「無侮老成人」を額装しました。

本来でしたら前年度の兵庫県技能顕功賞受賞者である 故 門元康夫氏 (株式会社カドモト)が表装(額装)して出展するのですが、門元氏が急逝されましたので、三代目(潔)がお引き受けすることになりました。

第47回 表装美術展 特別出品作品
作品概要作品写真
分類軸装(本袋表具)第8代 宝塚市長 中川智子 書「ありのままの……」
筆者第8代 宝塚市長 中川智子
図題書「ありのままの……」
制作者家門 秀行

第47回表装美術展開催にあたり、宝塚市長 中川智子氏 に書いて頂いた「ありのままの自分を生きる」を本袋表具に仕立てました。

市長作品の表装は三代目(潔)が行ってきましたが、今年は三代目が知事作品の額装をすることになったので、市長作品は四代目(秀行)が表装させていただきました。

宝塚市が掲げるありのままに自分らしく生きられるまち宝塚に因んで、虹の裂象嵌をあしらいました。

第47回 表装美術展 出品作品

昨年度に続き今年度も一般出展作品の全てを対象とした競技会が開催されました。

今年度は入賞することはできませんでしたが、3作品ともに好評で来場者の皆さんからの票もいただくことができ感謝しております。

第47回 表装美術展 出品作品 (作品番号:13)
作品概要作品写真
分類軸装(幢褙表具 行の行)蓮台山八浄寺管主 岩坪眞弘老師 画「開運大黒天」
筆者蓮台山八浄寺管主 岩坪眞弘老師
図題画「開運大黒天」
制作者家門 潔

三代目(潔)が淡路島七福神の総本山である蓮台山八浄寺で購入した「開運大黒天」を三段表装に仕立てました。

第47回 表装美術展 出品作品 (作品番号:14)
作品概要作品写真
分類軸装(創作表具)兵庫県 県政150周年記念事業ロゴマーク
筆者兵庫県
図題県政150周年記念事業ロゴマーク
制作者家門 秀行

今年の表展は県政150周年記念県民連携事業として「県政150周年を祝って」と題した特別展示が行なわれました。そのため、ご案内のハガキやポスター県政150周年記念事業 のロゴマークを使用しています。

この企画が決まった時に、このロゴマークを裂象嵌で作ってみたいと思い、無謀にも挑戦しました。

最初は他のものにあしらう程度を考えていたのですが、はばタンが細か過ぎて挫折。ロゴマークそのものをタペストリーに仕立てました。

第47回 表装美術展 出品作品 (作品番号:15)
作品概要作品写真
分類軸装(創作表具)草薙修(絵手ぬぐい) 画「秋田竿燈まつり」
筆者草薙修(絵手ぬぐい)
図題画「秋田竿燈まつり」
制作者家門 秀行

秋田空港おみやげ広場「あ・えーる」で購入した絵手ぬぐい「秋田竿燈まつり」を掛軸に仕立てました。

秋田市の市章は染め抜きではなく裂象嵌で入れています。

特別展「県政150周年を祝って」

特別展「県政150周年を祝って」 出品作品 (目録番号:2)
作品概要作品写真
分類額装第39代 兵庫県知事 金井元彦 書「和気致祥」
筆者第39代 兵庫県知事 金井元彦
図題書「和気致祥」
制作者家門 潔

地元の自治会館に飾られていた額をお借りして、三代目(潔)が仕立て直して出品しました。元々は昭和45年に二代目(猛)が兵庫県技能顕功賞を受賞した記念に当時の県知事の揮毫「和気致祥」を表装(額装)して地元の自治会に寄贈したものです。

最初の表装から47年以上が経過して本紙もかなり傷んでいましたが、洗いにかけて打ち直し、なんとか甦らせることができました。今回はアクリル板を入れましたので、県政200周年くらいまでは大丈夫でしょう。(笑)

この額は現在、元の鍋野自治会館2階の和室に飾られています。

特別展「県政150周年を祝って」 出品作品 (目録番号:17)
作品概要作品写真
分類軸装(台貼幢褙表具 行の行)真言宗中山寺派大本山 紫雲山中山寺 元管長 池田瑩輝 書「入我我入」
筆者真言宗中山寺派大本山 紫雲山中山寺 元管長 池田瑩輝
図題書「入我我入」
制作者家門 秀行

インタビュービデオでも少し紹介していますが、この掛軸は、四代目が表具師になって初めて表装したものです。

池田瑩輝猊下とは二代目(猛)の代からのお付き合いで、四代目(秀行)が表具師になる事を決めてご挨拶に伺った時にこの本紙をくださいました。

特別展に出品するにあたり、久しぶりにじっくりと眺めてみたのですが、今と比べるとまだまだ仕事が粗くて恥ずかしいですね。