宏精堂 家門表具店

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掛軸(かけじく)の世界

掛軸について

歴史を紐解くと

掛軸

最近は床の間(とこのま)のある和室が少なくなりましたね。それどころか、和室そのものが無い家も増えてきました。皆さんの御宅には和室が在りますか?

表具の歴史は古く、日本には佛教伝来(ぶっきょうでんらい)とともに佛画(ぶつが)経典(きょうてん)の保存技術として伝わったといわれています。(日本に最初に伝わった掛軸は、佛画を掛けて拝するためのもので、信仰の対象でした。)

その後、鎌倉時代の後期に、禅宗の影響を受け、佛画だけでなく花鳥風月の水墨画が本紙として用いられるようになり、佛表具(ぶつひょうぐ)から大和表具(やまとひょうぐ)が生まれました。また、室町時代には茶の湯の流行とともに座敷や茶室の床の間に掛軸を掛けるようになり、千利休(せん の りきゅう)が掛軸の重要性を説くと、季節や昼夜の時間、また来客者の格式や趣味を考慮して掛軸を取り替える習慣が生まれました。

江戸時代には新しい様式として明朝表具(みんちょうひょうぐ)文人表具(ぶんじんひょうぐ)が生まれ、表装の技術も著しい発展を遂げました。今日に続く伝統技術の多くがこの時代に生まれています。

戦後の生活の洋風化により、かつては広く普及していたものから、需要を減らしてしまった掛軸ですが、床の間に掛ける特別なものとしてだけではなく、新しい「和の装い」の室内装飾品として見直してみてはいかがでしょうか?

掛軸の世界

このカテゴリーでは表具師が扱う掛軸(かけじく)の歴史や様々な様式、使用する裂などについて、四代目店主の視点でご紹介して行きます。